11月1日(土):イベント嫌い
今日から11月だ。先月よりも充実した月にしようと思う。
昨夜の帰宅時、駅で顔のただれた男性とすれ違った。すごい大けがしていると思ったけれど、よく考えるとハロウインの仮装だと気づいた。
ハロウインは日本でも普及したのは最近のことだ。まだ十分に定着した感じが僕にはしない。ただ、ハロウインのイベントやパーティはあちこちで開催されているようだ。
クリスマスの仮装はクリスマスとわかるのだけれど、ハロウインの仮装はいろいろだ。面白い恰好をしている人たちもいた。一応、モンスターだったりゾンビだったりするのだけれど、ハロウインと言えばこのキャラっていうような定番というか一般的なイメージが僕には浮かばない。外国では小さな子供が扮装するが、日本ではけっこういい歳の人たちが、けっこう本格的な仮装をしたりするので驚くことも多い。
ハロウインはその由来は詳しく知らないけれど、外国ではいわば子供の日というニュアンスがあるようだ。その日だけは子供の方が大人よりも強いのだ。お菓子をくれないといたずらして大人を困らせたりする。それが子供に許される日なのだ。
扮装するのは小さな子供たちで、いい大人が仮装しているのは、案外、日本だけではなかろうか。
ああいうイベントごとが本当につまらないと感じてくるようになった。ハロウインならハロウインで楽しめばいいのだけれど、そんな気にならない。僕の誕生日でさえ何もしてくれるなと周囲には言ってある。
ハロウインが終わって、次はクリスマスだ。今年のクリスマスは去年のクリスマス同様、何もしないと決めている。
クリスマスが終わるとすぐ年明けが来る。大晦日には年越しそばくらいは食べるだろう。でも、正月は初詣に行かない、餅を食わない、甥にお年玉をやらないの三原則を例年通り実行するだろう。特別なことは何もしたくないのだ。
もともと祭りごとが好きではないし、それらを必要としない人間になりたいと思っている。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(付記)
イベントごとが続く季節だ。正月の三原則のうち、初詣だけは解禁しているけど、後の二つは現在でも実行している。当然、ハロウィンもクリスマスも、毎年、僕には無縁である。
(平成29年2月)