6月22日:午前の全滅

6月22日(日):午前の全滅

 今朝もきちんと起きることができた。6時頃には目が覚めていた。
 朝食は畑で採れた玉ねぎ一個、炒める。
 テレビでたまたま健康番組の睡眠特集を見てしまって、家を出るのが少し遅れたが、8時半頃には職場に着いていた。すぐに今日の面接の準備とテープのデジタル化作業を始める。電車の中でセシュエー「分裂病の精神療法」を読む。いい本だ。
 今10時前。昨夜からちょうど12時間、タバコは吸っていない。一本欲しくなっているので、仕事前に少し吸う。

 早速、朝一番のクライアントがキャンセルだ。これを止めてほしいと思うのだが仕方がない。一時間遅らせてほしいと言ってきたが、次の人と被ってしまうので無理だと答える。結局、今日は時間がお互いに会わず、次週へと延期となった。
 11時半まで時間が空く。デジタル化作業を続ける。また、次に来る人の前回分の面接を一部聞き直す。三週間空いてしまった人だ。僕は自分の記憶力に今では自信がもてなくなっている。間隔が空いた場合、前回の面接を以前ほど覚えていられなくなっているのに気付いている。
 記憶力だけではない。キャパシティも狭くなったような気がしている。いくつものことが平行してできないし、一度に一つのことを抱えるのが精いっぱいだという時があるのを感じている。
 おっと。ゴキブリがおった。小さい奴だったけれど、処分した。ゴキブリホイホイを10個も仕掛けてあるのにこんなところに出てくるなんて、忌々しい奴だ。

 現在、昼の12時半
 11時半からのクライアント、つまり、朝の2枠目のクライアントが今日は仕事が入ったということで変更願いがあった。うわぁ~、これなら朝1枠目のクライアントの時間変更を受けとけばよかった。
 結局、午前は全滅だ。やってられなくなるな。思わず牛丼をやけ食いしてしまった。近くの松屋さんで大盛りを頼み、そこにバーベキュー味の焼肉のたれをふんだんにかけ、つゆだくにして食するのが僕の流儀だ。絶対体に悪いと思いながらもやってしまった。
 2枠目のクライアントの予定が不明なのが困った。午後からの予定と調整がつくかどうかで悩むが、一週延期してもらうことにした。休日出勤の仕事くらい、カウンセリングのために休めばいいのにと僕は思うのだが、なかなかそうもいかないのかな。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

(付記)
 万事が万事、こんな調子だ。自分の生活や仕事を満足のいくものにしようと決めた矢先にキャンセルなんかが相次ぐのだ。それにしても、キャンセルっていうのも不思議なもので、続く時は立て続けに続いたりするのである。腹立たしい限りである。
(平成29年1月)

 

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