4月7日(月):母の足
一昨日と昨日は勉強会で両日とも外出していた。外の世界に出ること、未知の人たちと会うということは、本当に刺激的で、自分を広げてくれるような感覚を覚える。とても新鮮な体験を毎回している。パソコンにも触れず、酒も手を出す必然性がないという体験をする。
昨日から母の足の具合が良くない。無理をしているんじゃないかと思う。今朝、予定を変更して、母の看病と家事を手伝った。今日はゴミの日だから、早めに高槻に行って、ゴミを出し、午前中はサイト作業をして、午後からの面接に備えようと計画していたのだけれど、午前中は母のことで大半を費やす。一段落したところで、これを書いている。
見ると、母の足がすごく腫れていて、その理由も分からない。医師の診断は、何と言ったかな、とにかく足にばい菌が入って、それで炎症を起こしているという説明だった。炎症が治まるまでしばらくかかるけれど、その後はふつうに歩けるようになるということなので、ひとまず安心した。骨とか神経とかの問題ではないのだから。
毎月、今月は先月よりもいい月にしようと試みるのだけれど、4月に入って、なかなかのトラブル続きだ。トラブルもまた人生だと思い、生を営もうと思う。
明日は、午前中は家にいて、母に代わり家事をしていこうと思う。午後から出勤して、夜はアルバイトに行く。徹夜明けで水曜日は一日仕事をする。木曜日、金曜日はシンポジウムに出席する予定だ。土曜日は通常の勤務。日曜日はまた家のことであれやこれやと動かなければならない。その合間を縫って、勉強したりサイト作業したりしないといけない。
今週は暇な週になりそうだったのに、それでシンポジウムにも出てみることにしたのだが、蓋を開けてみれば、驚くほどバタバタする週になってしまった。
今、すごく腹が減ったなと感じていて、朝食を忘れていたのに気付いた。母のことで気を取られて、自分の朝飯のことをすっかり忘れていた始末だ。持病の薬も飲み忘れている。そのくせ、タバコの本数は朝から増えている。う~む、こんなことでいいのかと自分を責すると同時に、このバタバタに快感を覚えている変な僕がいるのを感じている。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(付記)
母の足が悪くなったのはこの頃だったのだな。母も無理をした人生を送っているように僕には見える。もっと孝行しないといけないとは思うのに、なかなか普段の生活ではそれが難しい。
でも、こうして新しく何かが僕に圧し掛かってきたりするのである。生きるとはそういうことなのだと思う。
(平成28年12月)