2月8日:「幽霊屋敷の夢」

2月8日(土):「幽霊屋敷の夢」

 昨夜、夢を見た。こんな夢だった。

(夢)「幽霊屋敷の夢」
 「現場のバイトの人たちと一緒に仕事をしている。仕事がおわったのか、解散になった。僕は一人で広い家に残る。洋館のような造りだった。風呂に入ろうと思い、浴室に入る。シャワーを浴びていると、扉が勝手に開く。僕はそれを押し戻して閉める。再び扉が開く。僕はそれを閉める。こういうことを何度も繰り返す。だんだん押し戻す際に力が必要になってくる。何かがこの家に居るという感じがして、僕は怖くなった。その時、家に一人の女性が来る。コンパニオンか何かで、まだ契約の時間が残っているからと言う。どれだけ時間が残っているかを尋ねると、彼女は40分だと言う。僕はありがたく思って、彼女に二階の部屋に上がってもらう。一緒に居て欲しかったからだ。そして、僕は助けを求めようとした。ここが幽霊屋敷だと悟ったからだ。電話をかけようとすると、一人の見知らぬ小柄な男が僕のそばを通り過ぎている。顔が真っ白けで、生気がなかった。すると、二階から先ほどのコンパニオンも降りてくる。彼女も顔が真っ白だった。彼女は憑りつかれたと僕は思った。そして、この小柄な男とコンパニオンの女性は表に出ると、ポンプで自動車からガソリンを抜き取っている。僕は止めろと叫ぶが彼らには聞こえない」

(連想と感想)
 とても怖い夢だった。
 前日(金曜日)、このサイトのスマフォ対応を契約した。スマフォで見ても、結局はこのサイトにつながるだけなのだから、どこから入ろうと同じなのだけれど、スマフォ対応しているかどうかでヤフーやグーグルの検索に影響があるとも聞いているので、そのためだけにスマフォ対応にする。本当はどうでもいいことなのだけれど、時代の流れもあるし、それが不利益をもたらすなら、嫌でもするしかない。
 昨年、僕はバイトもこなして、負債を4件ほど終わらせたのだ。少しずつそういうものから解放されたいと思っているのに、次から次へと、新しい軛が僕に課せられる。昨日の打ち合わせでも、「しつこく纏わりついて、こいつらまるで幽霊みたいだ」と感じたのを覚えている。
 夢で登場する男性幽霊は、もちろん未知の人物である。どことなく昨日訪れた営業の人のイメージが重なる。
 この幽霊たちは、僕の平穏な生活を妨害する。もう一人の幽霊は女性コンパニオンであるが、この女性もやはり未知の女性である。それほど若くはなかったように思う。30歳代か40歳代くらいだったように思う。
 もう一つの軛は、女性であり、性であることが思い浮かぶ。交際している女性もいるが、形だけの交際で、恋愛ごっこのような交際にしかならなかった。友達としては付き合っていきたいとは思うけれど、これ以上関係が深まることもなさそうだと思っている。縁を切るつもりはないけれど、少し解放されたい。
 契約時間があと40分残っているということ。ずいぶんはっきりした数字が出てきたなと思う。40分って何だろう。交際している女性と向き合えるのはそれくらいの時間だという感じもする。一緒に喫茶店にでも入る。大体40分くらいで外に出たくなる。
 夢ではどれだけの時間に対してあと40分であるかは示されていない。全体の時間が分からないのだ。この40分が長いのか短いのか、判断できない。
 この女性は、僕が平穏な生活をするために助けとなる人であったが、結局は妨害する側になってしまった。僕は認識を改める必要があるのかもしれない。
 ポンプで汲み出す。もう辞めたけれど、店の方のバイトでこういう経験をしたことがある。什器に水が溜まって、音を立てていて、飛沫が上がるのだ。それを何とかしてほしいと頼まれた。排水溝が詰まっているのだが、それを取り除こうとすれば、什器全体を分解しなければならなかった。仕方なく、僕はポンプで中の水を汲み出すということをして、それで応急処置をしたのだ。
 この店も軛だった。でも、夢では家の外で行われている、つまり生活圏外でのことなので、少なくともこの軛は僕の中から徐々に遠ざかりつつあるのかもしれない。
 まだまだいろんなことが考えられそうな、内容の濃い夢だけど、これくらいにしておこう。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

(付記)
 ああ、怖い夢だった。僕は彼らを止められない。「やめろ」と叫ぶだけでは何もならない。彼らは僕よりも強い存在だった。
(平成28年12月)

 

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