6月26日:自宅療養2日目

6月26日(日):自宅療養2日目

 自宅療養2日目。
 本を読んだり、字を書いたり、声を出したりすることが極端に少ない生活をしばらく送っていた。いささか衰えた感じがするが、徐々に取り戻していこう。
 今日はサイト作業を4時間、勉強を4時間実施した。あと、リハビリが1時間程度で、これには外出したことも含まれている。シャワーを浴びること、着替えること、その他トイレに行くことなど、日常生活に必要なこともこなしていくが、通常よりも時間と体力を要した。
 大切なことは活動性の回復だ。いや、ここはもともと損なわれていたわけではないから、常に活動的であることと言うべきか。
 実際、僕はそれが一番大切であると考えている。活動的であること、これが精神のバイタリティであり、心の健康の目安であり、バロメーターである。もちろん、外に向かっての活動もあれば、内に向かっての活動もあるし、身体的に活動的であれば、精神的に活動的であることもある。一つに偏り過ぎないということも大切だ。

 朝、「げんきの時間」だったか、テレビを観た。加齢臭のことをやっていた。加齢臭くらいで大騒ぎする必要はないと僕は思うのだ。加齢臭もまた生きている証である。それをどうして気にしなきゃいけないのか、どうして消去しなきゃいけないのか、僕には訳が分からないね。
 人それぞれその人特有の雰囲気があるように、加齢臭もその人の個性だと思えばいいと僕は思うのだ。いわゆる「男臭い」ということだ。女性の加齢臭だって、僕は大歓迎だ。もちろん、故意に臭わさなくてもいいのだが、自然とそうなってしまうものは仕方がない。その人の自然というものが、なかなか受け入れられなくなっていくのかもしれない。

 外出した。骨が弱っているのは、タバコもそうなのだが、あまり日に当たらないというのも一因であるそうだ。これからは、できるだけ外に出ようと思う。今日は近所の本屋さんへ行った。
 往復すると1キロくらいだろうか。松葉杖をついて、ノンストップで往復する。階段さえなければ問題ないし、もっと長い距離でも平気そうだった。もう少し歩いても良かったが、夕立ちが来そうだったので、速やかに帰宅する。帰宅後、夕立ちが来た。ぎりぎりセーフだった。言い忘れていたけど、雨もまた困りものだ。傘を差して歩くということができないからだ。

 今日で、禁酒禁煙が2週間だ。家に居たらタバコが欲しくなるのではないかと危惧していたが、今のところ、大丈夫だ。ただ、禁酒禁煙で、何か良くなったかと訊かれたら、分からないとしか言いようがない。
 禁煙して、呼吸や発声が楽になるかと思っていたけど、さほどでもない。今日、音読してみたが、声は出しにくいし、滑舌もよくなかった。この2週間、会話することが減ったためであるが、後退した感じしか残らなかった。
 禁煙のメリットや恩恵はまだまだ感じられそうにない。やたらと睡魔に襲われるとか、そういうデメリットの方しか体験しない。

 腫れは相変わらずだ。今日、不安に襲われたことがあった。このまま腫れが引かないんじゃないだろうかって。そうなったらそうなった時だ、恐れることはない。最悪、左足が使えなくなるだけのことだ。
 そうは言っても、全体としては腫れが治まっている。周辺、末端部分の腫れはましになった。中心の腫れはもうしばらくかかりそうだ。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

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