6月7日(火):税金の無駄
今日は休みだけど、経済センサス調査のために来室している。
この経済調査だけど、面倒くさいものだ。確定申告しているのだから、それを集計したらいいじゃないかと思う。実際、確定申告の数字を記入するだけなんだから、同じことだ。なんだか、二度、申告したような気分だ。本当に税金の無駄遣いというものだ。
最終日に取りに来いと、係の人に言った手前、最終日の今日に手渡さないと。そのために来たのだが、午前中に来るという話が、結局、昼を過ぎてから取りに来た。まあ、いいだろう。こっちはやるだけのことはやったんだから。
昨夜は少し飲んだ。月木の晩は飲んでいいことにしている。
エイリアンに誘拐されそうになったという話をしたけど、うーむ、誰も信じてくれない。どうも僕がエイリアンに誘拐されるようなキャラじゃないんだな。
飲みに行ったものの、どことも景気は芳しくないようだった。今月は特にひどい。月初めなのに町が静かだった。
景気は良くなっていないし、税金は無駄遣いするしで、日本もどうなることやら。本当にオリンピックなんてやるつもりかね。
昨夜も、スポーツ好きの人と話をしていたけど、僕にはどうも理解できない。僕があまりスポーツ選手を尊敬できないというのもある。
オリンピックの話もひどいものだ。エンブレムから競技場のことまで、不祥事だらけだ。挙句の果てに、誘致のためにワイロを送ったという話まで飛び出して、それって、八百長じゃないか。どこの国でもやっていることだろうと彼は言うけど、よその国はそれが表沙汰にならないようにしっかりやっているわけだ。日本は筒抜けじゃないか。
競技場の聖火台の問題も、僕はわりと早い段階で気づいた。でも、あれはあくまでも競技場のデザインであるから、故意に描かれていないものだとばかり信じていた。ところが、蓋を開けてみると、「忘れてました」というのが実情なんだから、ちと情けない。
1964年の東京オリンピックには(僕は生まれてなかったけど)どこか「戦後20年でここまで復興しました」という意味合いが感じられる。2020年の東京オリンピックには「今の日本でもこれだけのことができる」という示威行為のようにしか見えない。僕の偏見かな。
まあ、オリンピックなんてものをやって、ガタガタになった国もある。記憶に新しいところではギリシャやイタリアがそうだった。日本もそうなるんじゃないかと思っている。経済が破綻して、国がやっていけなくなるだろう。しっかりした基盤ができていないと、あんな大きなイベントはしない方がいいのだ。開催までに莫大な資金を費やして、その後、回収していくわけだが、うまく回収できるとは限らない。大赤字になる可能性も高い。ホント、オリンピックなんてやめてもらえんかね。
ちなみに、2020年の東京オリンピックが開催されても、僕は一切見ない。これは今の段階からそう決めている。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)