6月6日(月):危ないとこやった!
サイトの原稿はせっせと書き溜めているけど、ブログの方が疎かになった。今週はブログにも力を入れようと思う。
そこで、「何かいいネタがあればいいなあ」なんて夕べは思っていた。そうしたら、なんとネタがあるんですよ。寝ている間にとても怖い経験をしてしまった。いやあ、本当にあれは怖かったなあ。
最近、どうも眠りの質がよろしくなくて、それを気にしていた。ぐっすり眠れますようにとお祈りしながら、床に入った。
どれくらい寝ただろう。ボンヤリ意識が戻ってきて、半分眠って、半分覚醒しているような状態になった。いわゆるトランス状態みたいな感じだ。
すると、体が軽くなって、フワフワと宙に浮いていくような感じがした。ああ、なんか気持ちエエなあなどと思いながら、その浮揚感を味わっていたら、目の前に何かまん丸いものが見えるように思った。なんだろうと思い、よく見ようとするのだけど、はっきりわからない。
もしかしてUFOちゃうかと思った僕は、「アカン、アカン、これ、エイリアンに誘拐されるヤツや」と思い、起きようとするが、起きれない。そこで、「これは夢だ、夢だ、夢なんだ」と自分に言い聞かせ続けた。そうすると眠りから覚めていった。
意識がはっきりすると、僕は自分の部屋にいた。「ああ、危なかった、もう少しでエイリアンに誘拐されるとこやった」と、取り敢えず一安心だった。
うーむ、とても怖い体験を綴っているつもりなのに、どうもこの怖さが伝わっていない感じがする。まあ、仕方がないか。冷静になって考えると、僕なんかを誘拐してもエイリアンにはなんのメリットもないということが分かるのだけど、あの瞬間は本当に、リアルにエイリアンに誘拐されるかと思った。
でも、この経験で学んだことがある。僕の体験がエイリアン云々と関係がないとしても、こういう体験がとても怖いものだということを改めて知った。もし、今の僕に催眠術をかけて、昨夜の記憶を取り戻させたら、多分、テレビで見るようなエイリアンが出てくると思う。
自分が宙に浮く、足元の大地から切り離される体験だ。それは拠り所を失い、しっかりした地盤から無理矢理に引き離される体験なんだ。これは怖い体験だった。こんな怖い体験をしたとしたら、これはきっと現実のことではない、この地球上の出来事ではないと、そう信じたくなるだろうと思う。この観念がエイリアンと結びつくのではないだろうか。
こうした不安と日常生活の出来事とがさらに影響し合うのだろうと思う。ちなみに、昨夜はあまり眠れなかったけど、今日の僕は冴えていた。原稿もバリバリ書けたし、面接でも我ながらキレがあるなんて思ったし、結構、いいこと尽くめだった。もしかしたら、エイリアンから小さなチップみたいなものを頭に埋め込まれたのかもしれない、そんなふうに結論づけてしまうかもしれないな。
しかし、今夜もUFOが出たらどうしようかな。一度くらい誘拐されてみてもいいな。誘拐された人たちは皆さん無事に帰還しているようだから、まあ、安心だ。もし、戻ってこれなかったら、このブログも今日で最後になる。そうなったときのために、長年付き合ってくれた皆さん、さようなら。
と言うことで、明日はどんなネタが書けるかな。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)