3月19日(土):昔の映画
この一週間、再びパソコンとネットの不具合が生じた。サイトの更新も途絶える。
ネットはつながるのだけど、すぐに途絶える。瞬時に接続と遮断が繰り返される。この不安定さの原因が分からない。ルーターの充電はしっかりしてある。受信状況もいつもと変わりがない。どうやらUSBの差し込みに不具合があるようにも思う。
いろいろ試みたところ、昨日あたりから、ようやく安定した感じがする。特に何をどうしたというわけでもないのに、状態が良くなっている。ほんと、訳が分からんね。
パソコンの単体では使用できるので、もはやネットに接続しないで、公開できるかどうかも覚束ない原稿を綴ってきた。
今日から3連休だそうだ。僕にはありがたくない。こういうイレギュラーな3連休は仕事にも影響が出る。
お彼岸もあるので、実家に戻るというクライアントもあるし、4月からの新生活のために奔走しないといけないという人もある。挙句の果てに、この3連休に家族サービスせんとアカンという人もある。なんで家族にサービスなんてしないといけないのか、僕にはよう分からんね。それって、本当に家族なのかね。
まあ、そんなこんなで、コンスタントに来られているクライアントが、3連休なんかがあると、飛ぶのである。3連休なんて、こちらからすれば、いい迷惑としかいいようがない。
昔の映画のDVDが書店なんかで廉価販売されているが、一時期、それにハマったことがある。けっこう、その種のDVDを持っている。絶対、今の映画より昔の映画の方が面白い。もう一度、見直そうと思う。
今日、選んだのは『ジュリアス・シーザー』だ。シェイクスピア劇の映画化で、アントニー役は若き頃のマーロン・ブランドだ。
民衆を前にアントニーが壇上で演説をするシーンがある。あれはマーロン・ブランドの名演技だね。初めて観た時、強烈な印象が残った。あの演説で、民衆はブルータス派からアントニー派へ翻り、民衆を駆り立てるわけだが、それだけ力のあるシーンである。
今の映画にはそういうのがないのだ。そういう体験をしないのだ。強烈に印象付けられるシーンっていうのが、今の映画には欠けているという感じが、個人的にではあるが、している。
ネットの不具合に悩まされながら、来てくれたクライアントと面接をし、夜は映画を観て過ごす。取り敢えずは無事に一日を終えられそうだ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)