2月24日(水):今日の学び
仕事をする。クライアントのことや他の人のことは書けないので、ここは割愛する。
音読。今日は予定の関係で2回に分けて実施。声は出しにくく、滑舌もままならない。昨日よりも後退している感じがする。
キーボード。時間がある時は曲も練習するけど、時間のない時は練習曲だけにする。指は相変わらず動かないが、少しずつ動きが滑らかになっている部分もあれば、やはり後退している部分もある。
どんなことでも、全体が前進するのではなく、ある部分が先に前に進んで、その他が後からついてくるという形になると思う。遅れている部分が追い付くころには、先に進んでいた部分の停滞が見られるはずである。これが要するにスランプとか壁とかいうものだと僕は思う。
文学。長編を読み切る余裕がなさそうなので、ここしばらくは短編を時間の空いた時に読む。ガルシン「信号」「夢語り」、ゴーティエ「二人一役」。「夢語り」が良かった。
勉強。ジェイコブソン『うつ病の精神分析』に着手する。部分的に読んだ本。今回は最初から通読していこうと思う。この本は、「うつ病」を扱っているけれど、むしろ「人格障害」レベルの「うつ」を取り上げている。超自我、否認と抑圧、精神病性同一視などがキーワードになるようだ。おそらく、本文がそうなのだろうけれど、訳文が読みにくい。難解な文章にもぶつかる。丹念に読まないと、混乱する。今日は第1章を丁寧に読んで行った。何回かに分けで読んだが、トータルで2時間くらいかかった。
その後、帰宅。途中、車が無灯火で突っ込んできた。びっくりした。あんなんで轢き殺されたら人生無念だ。ほんと、超自我の未形成な奴ほど恐ろしい存在はない。
夕食。思わず食べ過ぎる。お昼がカップラーメン一個だったのですごく空腹だった。昼休みも惜しんで勉強していたせいだ。
クタクタになって、部屋で横になる。見るともなしにテレビをつけてみる。「水曜日のダウンタウン」がやっていた。SNSで芸能人に会えるかというのをやっていた。
SNSとか、そういう類のものを僕はいっさいしないのでよく分からなかったが、あれは本当に怖いと思った。自分がいつどこにいたか、何を食べていたかといった情報が筒抜けになるのだから。それを本人が公表しているわけだ。そこから行動パターンや行動圏がすべて知られてしまうわけだ。情報保護や情報管理ということがやかましく言われている時代で、自ら情報漏えいしているようなものだと思う。
僕のこのブログでも、今日は何をしたとか、そういうことは書くけど、具体的なお店の名前とか地名、個人名は絶対に書かないようにしている。そういう情報を漏らさないためだ。
僕がそういうことをすると、僕の信用問題にかかわる。僕の仕事は人の秘密に関するものだ。だから、安易に情報を漏らす人間だと思われたら、それこそ一貫のお終いなのだ。
ウトウトしながらテレビを観ていた。所々で眠ってしまう。
何とか起きて、パソコンを開く。帰宅したらパソコン作業をするという日課だった。少しでもやっておこうと、取り敢えず、このブログを書いている。今日あったこと、やったことを振り返っておく。
そうそう、ダウンタウンの番組で「有名人、十親等離れると他人」ということを検証していた。あの親等の数え方がよく分からなくて、僕は混乱するのだ。もっと、きちんと見ておいたら良かった。
自分から見て、親は一親等だ。親の他の子、つまり自分の兄弟姉妹は二親等離れることになる。
親が一親等離れていて、その親、つまり自分から見て祖父母は二親等離れることになる。ここまでは難しくない。
祖父母の他の子、つまり自分から見て叔父叔母たちは三親等離れていることになる。
叔父叔母の子は四親等、さらにその子(叔父叔母の孫)は自分から五親等離れることになる。
その叔父叔母の孫の結婚相手の親は六親等離れることになり、叔父叔母の孫の結婚相手の兄弟姉妹は自分から七親等離れることになる。ここまで行くと、有名人の親戚という意識がなくなるという話だったと思う。
こういう、何かの偶然で学ぶこともけっこうあるものだ。それに対してもっと心を開いていないといけないし、油断していたら学び損ねてしまうと、日頃から注意しているつもりだけど、なかなか理想通りにはいかないものだな。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)