8月25日:デジタルの波に飲まれて

8月25日(木):デジタルの波に飲まれて

 

 昼は高槻の本業、夜はアルバイト。この流れを今は作っている。

 バイトの方は、工場をすでに始めているが、これがいつ契約解除されるか分からない。一か月単位で契約が更新されるのだけれど、まだ9月がどうなるのかさえ決まっていないのである。前回もそうであったが、けっこうギリギリに更新される。

 工場の方が不安なので、保険といったらなんだけれど、近所のコンビニでも応募してみた。

 コンビニは話が早い。先週の木曜日にウエブ応募して、金曜日には面接して、土曜日には採用が決まった。それで昨日は勤務開始日だった。

 それはいいのだけれど、困ったのがラインである。連絡はラインでするという決まりなのだ。それでショップに行って、無理矢理、ラインをインストールしてもらった。以前も試みたが、バージョンが古いのでできなかったのだ。今回、なんとかインストールしてもらったのである。

 ラインなんてやったことがないので、とにかく下手に触らんとこうと思っていた。すでに「知り合いかも?」と、5,6人の人が入っている。怖い怖い、勝手につながりがつけられそうな気がする。

 しかし、そのうちの一名は本当に僕の知っている人だった。昔の知り合いである。今日初めて知ったのだ。登録した方がいいのかなとも思ったが、当面はスルーさせてもらおう。仕事で使用できるようになってからにしようと思う。

 

 6月からバイト探しを始めた。それから今日まで、ずいぶんスマフォを使い込んだ。覚えたこともたくさんある。それだけでも拾い物だ。今でもデジタルなんて嫌悪しているのだけれど、いやがうえにも時代や社会に飲み込まれていくものだ。人はその時代、その社会と無関係ではいられないのだ。「世界-内-存在」としての実存様式から自由になることはないのだ、と改めて思う。

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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