9月19日:ランディング・ページ 

9月19日(火):ランディング・ページ 

 

 昨日、昔の友達に偶然会った。10年ぶりくらいじゃないだろうか。僕が高槻に来て、割と初期の頃に知り合った友達だ。そして、あの頃が一番楽しかったなと思える時期の友達だった。 

 それで昨日は彼と一緒に呑んで、いささか度を越したのか、今日は若干のお酒が残っている。軽い二日酔いだ。 

 

 今日は定休日なんだけど、職場に行く。何かとやらなければならないことがあるからだ。まあ、今までサボっていた分のツケが回ってきたのだ。 

 とにかく、今日はランディングページ(LP)に手を付けようとは決めていた。 

 しばらくLP用の原稿を書いていて、そうだ、音楽を聴こうと思い、CDをセットする。そしたら、こんなことってあるだろうか。そのCDを一枚聴き終わるまでに、5件ほど電話が鳴った。短時間にそれだけ電話が集中したわけだが、その都度、CDを止めて、再び再生して、を繰り返した。 

 5件のうち2件はクライアントだ。明日のクライアントが延期になったこと。もう一人明日のクライアントが今日になったことだ。 

 後の3件は業者とか営業のものだ。電話関係、ネット関係などだ。 

 もちろん、中断されるのはCDだけではない。原稿の方も中断することになる。コンスタントにやりたいのに、そうして途切れ途切れでやっていくことになった。 

 

 午後から面接をこなす。本当は明日に予定されていたクライアントだ。それがクライアントの事情で今日になったのだ。その分、明日がヒマになるが、面接の数が減るわけではないので、よしとしよう。 

 

 LPの方は、今日は3ページ分書いた。細かな修正等は今後やっていかなければならないけど、取りあえず、コンテンツとなる文章はアップしておいた。 

 業者が作ってくれたページは本当にダメだ。ろくなことを書きおらん。 

 文章だけのページであっても、専門家の書いた文章は読んでもらえると僕は信じている。そして、文脈に関係のない写真等は読み手を妨害するし、文章の真意が伝わるのを妨害すると僕は信じている。こんなものはすべて余計なものだ。 

 今日の夜、その辺を歩いていて、たまたま一枚のチラシを見た。建物に貼られているようなチラシだ。その時、僕はやはり写真を最初に見た。そして、そのチラシが何を謳っているのかは一番最後に見た。僕だけかもしれないけど、下手に写真なんかを組み込むと、本当に読んでもらいたい部分が後回しになると思った。後回しになるくらいならまだしも、まったくそこが読まれないことだってあるだろう。 

 僕は自分のその体験からも、サイトのページから写真を省くことが正しかったと信じている。写真が最初に視界に飛び込み、そのページで伝えたいことが後回しにされてしまう。また、最初に飛び込んでくる写真によって、イメージが形成され、読み手を一方的に方向付ける。それも避けたいと思う。 

 一見、親切そうなページが案外不親切で暴力的であったりするし、無愛想で殺風景なページが一番親切であることだってある。IT連中に本質を見極める目があるとは、僕はちっとも思っていないのだ。 

 まあ、何はともあれ、今日は3ページ作成した。慣れてくるとも少し早くできるようになるかもしれないけど、1ページ作るのに2時間かかる。それに、文章も書き上げて、一度読み直し、校正して、それで公開だ。本当は1,2週間寝かして、そこで読み直しをしてから公開したいのだけど、もう、そんなことも言ってられない。そこまで丁寧にやってる時間的余裕がないのだ。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

 

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