8月17日(木):理想は遠く
今日は何かと忙しい日だ。
まず、必要なものを揃えておく。これは二週間に一度実施しているもので、なくなりそうなものは予め用意しておく。記録用紙などもコピーして揃えておく。
あまりたくさんのストックを置いておくことができないので、まとめ買いするわけにもいかず、定期的に行うことにしている。
なぜ隔週の木曜日であるかと言うと、ここでマカロニウエスタンDVDコレクションを買っておくわけである。こうして一日にまとめておくことで外出の機会を減らすという魂胆だ。
さて、職場に着くと、留守番電話がたくさん入っている。なんということだ。確かに今日からお盆明けというところが多いだろうけど、初日からこんなことになろうとは。
取り合えず、録音されていた件をすべて聞いて、要件のはっきりしないものは置いておいて、返信するところにはしておく。そうして新たな仕事が入ったのは喜ばしいことである。
そうして一段落つくと、ようやく今日の予定作業にかかることができる。
とは言え、何もする気力が湧かないという困った事態に陥る。
今日こそはランディングページに取り掛かろうと考えていたけど、いざやろうとすると、気が重くなり、やる気が失せる。どうもこいつは一大作業のように思われてしまってならないのだ。あまりにも多くのことをしなければならないという予測を立ててしまうのだが、その予測が的中しているから始末が悪い。
結局、それは後回しにしてしまう。書籍の方も滞っているので何とかしないといけないとは思いつつも、今日も手付かずで終わった。
パソコンをいろいろ触ってみる。はっきり言って不要なアイテムばかりであるが、一応、何があるのかを知っておこうと思う。まあ、やってみて、意味がなかったなと思う次第である。
この新しいパソコンのワードが使いにくくてならない。何か新しいのを購入して入れようかと今は考えている。前のパソコンがそのまま使えていれば、こんな思いはしなかったであろうに。
ちなみに、この文章は新しいパソコンで打ち込んでいる。いつもと感じが違うかもしれない。
ミンコフスキーの『生きられる時間』を尚も読んでいる。この本の未来に関する章が僕は好きだ。この部分を読むとなんだか元気になる。
真っすぐに帰宅する。帰宅後はさっそくマカロニウエスタンを見る。今号の二作品のうち『オーウェルロックの血戦』をチョイスする。
まあまあの作品だった。何か所かダレる場面があったけど、それなりの作品ではあったように思う。日本では未公開だったらしいけど、まあ、それも頷けなくもないかなといったところだ。
主演のマーク・ダモンは、このコレクションで何作品か見ているけど、今回のが二番目にいい。『殺して祈れ』の悪役に扮した彼が一番良かったが、それに次ぐ感じだ。彼は濃い顔をしている(失礼だけど)ので、あまり泥臭い役を演じるよりも、快活なキャラを演じる方が光ると僕は思っている。
さて、そんなこんなで一日が終わろうとしている。ここでダラダラと書いているのは、一日を終えることに不満があるからだ。どこかで不完全燃焼を感じているのだ。一日一生懸命に働いて、充実感に満ち溢れた状態で一日を終えるというのが僕の理想ではあるけど、なかなか理想どおりにはいかないものだ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)