4月27日:プラスかマイナスか 

4月27日(木):プラスかマイナスか 

 

 今日は月末の外回り関係のことを午前中に済ませる。ただ、全部は終わらなかった。予定をすべて終わらせようとすれば、午後からもいくつか回らなければならない。まあ、午後からも動けばいいだけのことだけど、なんだかしんどい。 

 

 昨日、新規のクライアントが来られた。それは良かったのだけど、その分の聞きなおしがまだできていない。その人がお帰りになられてから、すぐ取り掛かろうとしたのだけど、ホント、その直後に営業の電話がかかって、それにけっこうな時間を取られた。 

 某サイトの経営者インタビューのようなものだ。僕はそんなのに興味はない。そりゃ、やっても構わない。なんでもやってみようという気持ちも、僕の中に多少はある。結局、写真の件で折り合いがつかず、この話はお流れになる。インタビューの記事だけ載せるのであれば構わないのだけど、いちいち僕の写真を撮るというのが気に食わないのだ。写真など挙げられたら、営業妨害であるし、反治療的である。いい迷惑だ。まあ、これは昨日の話だ。今日のことに戻ろう。 

 

 それで、今日は少しだけ聞きなおしができた。あまりクライアントのことは書けないのだけど、その人の話には何かが抜けているという印象が残っていた。その人のスタイルと言えばそれまでなんだが、すーっと話が流れているのに、途中で何かが抜け落ちてしまうという印象を持っていた。それが何であるかを検証しようとしたが、やはり分からず終いだった。 

 

 仕事以外の時間は、今日は書き物をして過ごす。 

少しだけ書籍のことにも取り掛かった。上手く書けない。原稿用紙10枚程度のものを書いた。どうもスッキリした運びにならないし、回りくどい感じがしてならない。 

 その他、このブログも含めて、いくつかサイト用の原稿も書く。 

 

 ああ、そうだ、昨日の営業の時も感じていたし、昨夜会った人(少しだけ付き合いをしてきた)の時も感じていたけど、僕はやはり一般の感覚からズレているなと思う。ズレているけど、どうしようもない。 

 そうだ、彼らはプラスとかマイナスとか言うのだ。別の言葉で言えば、ポジティブとネガティブということになる。ある思考や行動がプラスであるか、マイナスであるか、それは自分から見てということになる。本当はその場の状況や本人の状態に応じて、同じ思考・言動はプラスにもマイナスにもなり得ると僕は思うのだけど、彼らの中ではプラスがはっきり限定されており、マイナスもはっきりと決定されているようだ。 

 僕の思考がプラスであるかは僕によって判断されていることである。どの程度プラスであって、どの程度マイナスであるかということもすべて判断である。こうした判断ができるということは、僕はどこか自分の立ち位置を有していることになると思う。自分が立脚している地点から見て、それがプラスだとかマイナスだなどといった判断がつくのだと思う。 

 彼らはそれがプラスなのかマイナスなのかを知りたがる。そして、それがマイナスなら、プラスに転じさせたいと願う。それはいいとしよう。でも、それよりも先に、自分の立ち位置を知ることの方が僕は大事だと思うし、プラスかマイナスかということよりも、何よりも、僕はそれを知りたいと思うのだ。 

 そんなことを、昨日から今日にかけて、考えていた。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

関連記事

PAGE TOP