2月23日:キレそうになる 

2月23日(木):キレそうになる 

 

 この3日間はひたすら書いた。仕事もあまり入れないようにして、本の原稿とサイト関係の原稿を書き続けてきた。 

 今日はほぼ終日、時間が空けば書いて過ごした。 

 

 電話が鳴る。取ると、某広告会社さんだ。10年近く以前に広告を出した会社だ。今頃になって何の用か。 

 何てことはない、広告を新聞に出さんかという話だった。3分の1ページの枠だからかなり大きい。そのスペース、急に穴が開いたのだと言う。それだけの枠の広告を半値で出さないかという話だ。 

 何が半値だ。20数万円が10数万円になるだけやないか。それもウチが出しとうて頼んでるのでもない。彼らが穴をあけてしまった穴埋めに僕をカモにしているだけじゃないか。それだけの枠を2万円にしてくれたら考えてもいいけど、それでも、この2万円は正直、捨て金にしかならん。 

 しかも、その広告の掲載日が今月の28日だ。つまりここの定休日だ。なんでウチの定休日にウチの広告を出さなアカンのだ。ちゃんと調べてから電話して来いと言いたいね。 

 しかも、広告を新たに作るとなれば、明日、明後日の間に広告を作らないといけないという話ではないか。10年目の広告を今さら出すなんて、ウチの方が恥ずかしいわ。 

 

 新聞なんて、今はもう売れないのだ。そんなものに広告出したところで、何になる。観る人がいないものに広告を出すのだ。しかも高いお金を払って。それでいて、その広告は紙面上のものだけだ。その新聞のネット版にその広告が掲載されるわけでもない。そんなの無意味だ。 

 

 アカン、キレそうになる。まともな広告の営業じゃないのだ。穴が開いて、困って、それで10年近く付き合いのない僕の所にまで電話してきおったのだ。ホント、カモにされているとしか思えない。 

 穴が開いてしまった時なんかに頼れるような企業を日頃から大切にしていないからそうなるのだ。僕はそう思うね。 

 

 まあ、人のことはどうだっていいや。明日からはまた忙しくなりそうだ。それに備えて、今日は早めに休んでおこう。一昨日の徹夜がけっこう堪えている。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

 

 

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