2月1日(木):2月に入って
今日から2月だ。新しい月を迎えるから、張り切っていこうと思いきや、朝は雪が降っている。気分が落ち込む。
寒さが厳しい。これはまず膝の具合で分かる。朝起きた時に、膝に痛みがあったり膨張感が体験されると、今日は冷えるなということが分かる。
しかしながら、寒さにも種類があるのか、耐えられる寒さと耐えられない寒さというものがあるように思う。今日のは割りと耐えられる寒さだったような感じがする。
家賃を払う。本当は昨日支払う予定をしており、お金も用意しておいたのだけど、バタバタしているうちに意識から抜け落ちてしまったのだ。昨夜、帰宅してから、アッと思ったのだ。支払いを忘れた、と。
そんな事情だったので、今朝は一番に支払いをしようと思っていた。ところが、朝は朝でたいへんだった。電車には乗り遅れるわ、それで遅刻するわ、慌てて仕事の準備をしなければならなくなって、今日の最初のクライアントにギリギリ間に合ったような有様だ。
午後になって、ようやく手が空き、家賃を支払っておいた。2月分の家賃だ。これで一ヶ月の猶予が確保できた。あとはこの一ヶ月にどれだけのことができるかである。
酒は飲まない。いや、飲んでもいいが、店では飲まない。先日、嫌な思いをしたので、もう外呑みは控えようかと考えている。嫌なことと言っても、出来事自体は大したことではない。ただ、僕の中で不快感が残っている。
そういう不快感を経験することよりも、その不快感に囚われる僕がいるので困るのだ。何が不快であったか、吟味しざるを得なくなるし、分析しなければならないような気持ちに襲われる。飲みに行くのを止めると、これらの負担が減りそうな気がする。
コールドウエルの『タバコ・ロード』を読み始める。
僕は、以前からこういう作品があるということは知っていたが、なぜか読もうという気持ちにはならなかった。古書店で見つけて、手に取ってみると、なんだか良い作品であるように思えてきて、それで購入したものだ。しかし、購入すると、それで安心してしまうのか、それ以来、書架に置いたきりになってしまった本だ。
今年はそういう本も積極的に読んでいこうと考えている。取りあえず購入しておいた本、いつか読もうと思って買った本、そのうち読むだろうと見込んでウヤムヤになってしまった本、それらをきちんと読もう。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)