7月10日(水):電話会社の衰退
パソコンに使用しているwi-fiのルーターがある。auのルーターだ。毎月使用料を支払っている。それが6月分で少しトラブっている。
まず、ルーターの機種変更を3月にした。これはau側が要請したものである。僕は今の物が使用できるのなら、そのまま使用しても良かったと思っているのだけれど、それはやがて使用できなくなるとのことだった。そのため機種変更したのだ。
機種変更自体は滞りなく終了する。ただ、使用料の支払いが、これまではコンビニなんかで支払っていたのを、銀行引き落としにすることになった。引き落としは5月分からスタートである。ここまではよかった。
5月分は5月27日に引き落としされている。ここはもしかしたら僕の方が間違っているのかもしれないのだけれど、5月は27日に引き落としされていたので、6月もその日になるだろうと、一方的に思い込んでいた。それで6月27日にはお金を銀行に入れておいたのだけれど、引き落としがなされていなかったのである。
確か、7月1日だったと思うけど、高槻のauショップに行って、どうなっているのか調べてもらおうと思った。しかし、ルーターの電話番号が分からないので調べようがなかったのである。ルーターにも電話番号があるなんて知らなかった。本体を持ってくれば調べられるとのことだった。
その時にやっておけばよかったのだけれど、出直すのが面倒だったのと、時間的に余裕がなかったのとで、その時は断念した。近いうちに請求のハガキが来るそうなので、それで支払えばいいや、くらいにしか考えていなかった。
それで、実は、今日、そのハガキが到着していることに気づいたのだ。もしかすると一昨日くらいに届いていたのかもしれない。支払うものは支払う。しかし、やはり原因を追究しておかないと、毎月これを繰り返すようになるかもしれないと思い、ルーターを持ってauショップに足を運んだのだ。
引き落とし日が僕の勘違いで、本当は毎月25日くらいなのかもしれない。それならそれできちんと確認したかった。そうでないなら、コンビニ支払いに戻そうかとも思っていた。取り敢えず、行ってみて、調べてもらおうと思い立ったわけだ。
そしたら、なんと、ビックリだ。ショップが閉まっているのだ。シャッターが下りているのだ。本日休業とも、移転しましたとも、何も貼りだされていない。僕はすっかりイヤになった。
電話会社とIT会社とは、僕は相性が悪い。
以前はNTTとも揉めた。3年ほど前だ。当時、電話回線がアナログからデジタルに切り替わるので、その工事の話がやたらと来た。あまり頻繁に来るものだから、いっそのことやってしまおうと思い立つ。電話の料金なんかは変わらないという話なので、勝手に工事でもなんでもやってくれってな気持ちだった。それで煩雑な営業やら勧誘やらから解放されるならそれでいいやと思った。
電話回線は一つだけである。職場の固定電話だけである。その一回線の工事である。最初に使用しているのは一回線だけであることを答えている。質問されて、そう答えているのである。工事の時にも一回線だけであることが確認されている。
工事は終わった。翌月から電話料金が倍額になった。なんでそうなったのか分からない。NTTの連中も分からないということだった。
倍額の電話料金を何度か支払った。バカみたいな話だ。これ、ソフトバンクに勤めている人が偶然見つけたのだ。何かおかしなことになっていると、彼はすぐに見て取ったのだ。一回線しかないのに、二回線用のモデムが設置されていると。僕はなんで料金が倍額になったのか、ようやく理解できた。
彼らは最初から二回線のモデムしか用意していなかったのだ。だから彼らの中では何も間違っていないということになっていたようだ。しかし、何度も一回線だけだと確認したはずなのに、そこはまったく無視されているのである。僕は確信犯だと信じている。即刻、NTTとは解約した。
ビックリすることに、一回線の電話回線に二回線用のモデムを設置したNTTの関係会社から、その後も商品案内の電話が来たのである。まあ、御想像通り、僕はブチキレたのである。
電話会社はどこもダメだ。どことも廃れていくだろう。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)