4月2日:元号ビジネスに反吐が出る

4月2日(火):元号ビジネスに反吐が出る

 

 新元号が「令和」になると昨日発表された。平成も今月限りである。

 そして、新元号が発表されると、案の定というか、新元号ビジネスが動き始めたようだ。今朝のニュースで報道されていた。

 平成の方も、昨年の終盤から「平成最後の○○」というフレーズをよく耳にした。平成最後だから盛り上がろうという趣旨のものだ。

 こういうビジネスには反吐が出る。

 

 今回の改元は異例のことであるらしいが、通常と言うか歴史的には、元号が変わるということは現在の天皇の崩御を意味するものであった。今回は生前に皇位継承されることになったので、こういう展開になった次第であるが、平成から令和に改元されるということは、象徴的には平成天皇の崩御、つまり死を意味するものではないだろうか。

 言っておくけど、僕は右でも左でもない。単に僕の倫理的な感情がそれを受け付けないのである。それが天皇であろうとなかろうと、人の死に便乗して盛り上がるビジネスなんて僕は嫌いである。よく浮かれていられるものである。だから反吐が出る思いがするのである。

 そういうわけで、僕は平成から令和へと静かに迎えることに決めている。平成最後の○○や令和最初の○○に僕は乗っからないことに決めている。

 

 さて、浮かれたい人は浮かれ、騒ぎたい人は騒がせておいて、僕は僕の生活を送る。

 今日は定休日である。そして、レンタルDVDの返却日だ。今回はレンタルしたDVDはすべて鑑賞した。もう一度観たい作品なんかもあるけど、一旦、返却だ。再鑑賞したくなったらまた借りよう。

 店までテクテク歩いて行って、テクテク歩いて戻る。そのまま駅へと向かい、高槻に出る。到着すると、今日の支払い関係のことを済ませる。それでちょうどお昼だ。朝のうちに7キロほど歩いた計算になるので、さすがに腹が減る。まずは昼食である。それからこれを書いている。

 この後、室内のことを少しばかり片付ける予定であるが、何となく気分が乗らない。心の中では作業延期がほぼ決定している。今日、レンタルした映画をパソコンで観ようかなどと考えている。まあ、それも良しだ。今日は少しだけゆっくりしよう。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

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