2月22日(金):胃腸の痛み
昨夕辺りから胃が痛み始めた。こういう痛みは時々経験する。またこれが来たかと、最初は軽く考えていた。しかし、徐々に痛みが激しくなってきた。僕は急いで帰宅した。
半年ほど前にもこれがあった。その時は帰宅直前に激しく痛みだして、電車に乗っていてもその振動で痛みを感じるほどだった。帰宅するまでに何度も途中下車して、休みながら帰ったという出来事があった。
その時と同じくらい痛むので、前回のようなことにならないように早めに帰宅したという次第である。
帰宅後は苦しく、すぐに横になる。しかし、どんな姿勢をとっても激しい痛みが走る。ラクな姿勢がないのだ。横になっても、座っていても、立っていても、等しく痛みが感じられる。
夜中が一番苦しかった。僕は思い切って嘔吐した。朝までに3,4回嘔吐した。それでましになるという感じはなかったけど、少しでもラクになるかもという期待だけで実行した。
一睡もできず。胃に穴が開いたかと、一方では思い、他方では自分はもうダメなんじゃないかという破滅感に襲われ続ける。
今日は幸い金曜日だ。今、金曜日は仕事を入れないようにしている。今日も面接はなく、本来なら事務仕事その他のために出勤する予定であった。でも、今日はもうダメだ。休むことにしよう。
ずっと横になる。苦しいと呻きながら寝ている。本を読もうと努めてみたものの、最初こそ本に集中できても、じきに痛みが気になりだす。
午前中、ようやく睡魔に襲われ、そのまま寝入る。眠れたことはよかった。次に目覚めた時、胃の痛みが緩和されていることに気づく。その代わり、その痛みは腸の方に降りて来ていた。今度は腸が痛い。
今日はともかく胃腸を休める。ついでに身体の方も休める。このところ、意味もなく無理をしている感じがある。時折、暴飲暴食もやってしまう。喫煙は相変わらずだし、寝不足のことも多い。ここいらで一つ立ち止まることを体が要請しているのかもしれない。
終日、何も食べられなかったが、その代わり、よく寝た。起きている時間は、特にこれといった作業はしていないが、明日の仕事のことが終始頭から離れなかった。気持ちは落ち着かない。
とにかく、現在のこの調子なら、明日の仕事はなんとかこなせそうだ。鎮痛剤の助けを借りれば、問題なくこなせそうだ。
心身を酷使する生き方を改めないといけないと思う一方、いっそのことこのまま突っ走てやろうかという気持ちもあり、複雑だ。取り敢えず、難関は突破したように感じている。あとは少しずつでも回復していくだろう。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)