12月18日:コロナ・ジェノサイド(中絶)

12月18日(金):コロナ・ジェノサイド(中絶)

 

 コロナ感染が拡大しているようだ。報道されている資料によればそういうことである。日常生活の中ではあまり実感はないけれど。

 勝負の三週間と言われていた時期も過ぎた。どうも勝負は負けのようだ。結局、三週間の勝負に臨んでも、それで終わるわけではなく、次の勝負の三週間が来ることが分かっているだけに、人はあまり熱心に取り組もうという気にならないかもしれない。勝負をやっても時間稼ぎをするだけになるような気もする。もっとも、時間稼ぎも大切ではあるが、それだけでは動機づけとしては低くなってしまうかもしれない。

 勝負の三週間の前に、ゴートゥーをなんとかしないといけないのだ。ようやくキャンペーンの中止が決まったというありさまである。

 そして、飲食店なんかの時短営業だ。呑み屋が21時で閉店するとして、それがどれだけの効果があるのか疑問である。感染の4分の1が呑み屋だというデータもあるんだけれど、こうしてみると思いのほか低い。全体の25%のものでしかない。残りの75%への対処の方が優先課題ではないのかとさえ思いたくなる。

 医療は逼迫しているけれど、これは早期発見の失敗によるものであると僕は確信している。軽症段階で手を打てば重症化を防げるのである。確かに重症化のスピードが速いそうなので、重症者をゼロにすることはできないかもしれないんだけれど、軽症段階で治療できればはるかにましだったのではないかと思う。

 抗体に関しては望ましい話も聞いた。感染して抗体はできるらしい。それに、一時期言われていたほど短期間で消滅してしまうことはなく、半年程度は抗体が残るらしい。軽症・無症状でも90%以上の人に抗体が生まれるのだそうだ。やはり軽症段階で手を打つのが正しい方向だと思えてくる。

(中絶)

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

関連記事

PAGE TOP