11月21日:近況

11月21日(土):近況

 

 久々にブログを書こう。ここ1,2か月くらいはサイト原稿ばかり書いている。いつ公開するか不明の原稿だ。そもそも公開することになるかどうかも現時点では不明である。僕は自分の書いたものに一切の価値を認めない。どれもこれもくだらな過ぎると思っている。書くのはほとんど趣味の領域になっている。

 コロナも心配である。もともと感染症なんてものは感染しても発症しなかったらOKってところがあった。つまり、感染と発症とは別の事柄のような感じだった。コロナは感染自体が問題になるから厄介だ。

 僕の周辺でも風邪をひいたといった人が増えてきている。一時期、母も危なかった。クライアントの中にもそういう人がいる。今のところ誰もコロナ感染は確認されていない。僕も知らないうちに感染しているかもしれないと思い、一週間ほど自粛してみた。自粛といっても通勤はするし予定されていた仕事はこなしたんだけれど、新規の人とは会わないようにし、交友関係もできるだけ制限した。

 いつ発熱が起きるかと毎日不安である。毎日、朝晩の二回体温測定しているけれど、まったく熱はない。大体が36度台で、たまに35度台の日もある。37度に達することはあまりない。心配のし過ぎか。

 いわゆるGo To関係のキャンペーンにはまったく無縁だ。コロナの状況は5月頃とまったく変わっていないのだ。せいぜいマスクや消毒液が流通するようになった程度の進歩しかない。いまだに国民皆検査さえ実現していないありさまだ。

 風邪や体調不良、その他、師走に向けて忙しくなったりとかでカウンセリングに来れない人が相次いだ。今月はなかなか厳しくなりそうだ。先週なんかは7件ほど面接がキャンセルになった。しかし、旅行関係の仕事をしている人たちはこんなのがずっと続いているんだな。テレビでもよく報道していた。キャンセルが相次ぎ、今月は仕事がゼロだとか、そういうのをやっていた。他人事ではないな。

 最近はあまり音楽も聴いていない。映画も観ていないな。本は相変わらず読む。忙しい時はなかなかできないけれど、文学関係やミステリも最近は読む余裕がある。まあ、それはいわゆる仕事がヒマになっているという証拠になるので、あまり喜ばしいことではないんだけれど。勉強の方は、心理学や精神分析、精神医学関係の本よりも哲学系のものをよく読む。現象学をしっかり学びたいと思っている。今年の〆は現象学で決めようかとさえ思っている。

 生活の方は相変わらずだ。毎日、家と仕事場の往復だ。用事が無い限りそれ以外の場所には出入りしない。家と仕事場、ならびにその周辺エリアだけで生活している。ラッシュ時間を避けるために出勤・帰宅時間をずらすこともある。朝の一枠目が入っていない時は10時過ぎに入室することもある。人混みを避けたいのだ。

 コロナに感染したら、僕の場合、重症化して死ぬだろうと思っている。僕が死ぬのは構わないんだけれど、クラスターでも発生させて風評被害を被る方がイヤだ。ネットで書き立てられるくらいならコロナで死んだ方がましである。コロナウイルスよりもネットで騒ぐ連中の方を敬遠したい。

 結局、その連中を敬遠しようと思えば、コロナを敬遠することになるのである。できる限りのことはやっているつもりである。それでもいつどこで感染するかは分からない。飛沫感染するということは確かなんだけれど、どこに飛沫が転がっているかは分からない。目の前の人間は見ることができるけれど、ついさっきまでこの場にいた人のことまではわからない。その人が飛沫を撒き散らしていて、僕がうっかりそれに触れてしまうということだってあり得るわけだ。いや、実際にそういう形の感染が多いのではないかと思う。

 まあ、コロナのことは書かないでおこう。今回のコロナ禍で、日本人はより強迫的になり、より分裂的性格を伸ばしていくことになるだろうと思う。日本人はうつ病が多いと言われていたのが過去のことになり、いずれ日本人は分裂病が多いということになるかもしれない。すでにその兆候は見られているんだけれど。

 さて、近況報告みたいな内容になったけれど、しばらくはブログも続けて書いていこうと思う。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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