10月6日:一回こっきりで十分

10月6日(火):一回こっきりで十分

 

 一日を終える前にブログを書いておこう。

 このところ、公私ともに忙しい日が続いた。サイトのことも手付かずだし、ブログも久しぶりだ。

 仕事の方は、一日単位で見るとさほどでもないようだけれど、一応、毎日何かしらの仕事が入っている。それはそれでいいことだ。

 事務的な作業で追われている。パソコン内のデータ取り出し作業を時間のある時は続けている。あと、身辺の整理もやっている。これは職場だけでなく、実家の方でもやっている。

 今朝も重たいものを運んだ。正確に言うと最初に分解作業をやって、それから各部を運んだのだ。最近、連日でそういうことをやっている。それが祟ってか、先日の日曜日はやたらと足が痛かった。今日はかなりましになっているし、鎮痛剤のお世話にもならずに済んでいる。

 朝、それをしてから高槻まで出る。職場に来ると、パソコン作業を一部こなす。それから身辺整理だ。

 午後から外出する。銀行に行って、それから買い物なんかをして、記録用紙をコピーし、昼食だ。そのまま帰宅する可能性もあるので、一応、職場を閉めて出た。

 昼食後、なんとなく一服したいと思い、喫茶店に入る。全然一服なんてできず。小一時間ほど勉強して過ごす。よけい疲れた感じがする。

 結局、職場に戻る。そこで一休みする。音楽を聴きながら。ビックス・バイダ―ベックが最近のお気に入りだ。昔のジャズがいい。音が柔らかだ。それに激しい感情表現もないので聞きやすい。こういう音楽を聴いていたなんて、90年前の人も案外幸せだったのかもしれない。

 それから短編小説を一つ読んで、職場を後にする。夜は、まあ、いつものように過ごそうと思っていた。

 

 細々ながらでも僕は自分の選んだ仕事を続けさせてもらっている。贅沢を言えば、もう少し儲けが欲しいとも思うのだけれど、それでも今はいいクライアントたちに恵まれている。友人もそうだ。みな僕に良くしてくれる。

 今は、生きていけて、このまま仕事ができれば、それだけでいいと思っている。苦労もそれなりにあったし、不幸なこともあったけれど、いい人生だと思っている。もう一度やり直したいとは思わない。このまま前に進めたらそれでいいと思う。人生は一回こっきりで十分なんだ。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

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