11月17日:日本がイヤに

11月17日(水):日本がイヤに

 

 ブログも書こう。

 

 足は相変わらず痛い。今は左足が痛い。この間まで痛かった右足の方はましになっているものの、まだかすかに痛みが残っている。だから両足が痛い。歩くのも困難だ。どこかが痛みだすと、痛みが連鎖していく。この左足の痛みで連鎖が終わって欲しいと願っている。

 痛みくらい、もういい加減に慣れた。生きることに痛みはつきものだと思っている。この程度の痛みくらいで音を上げるわけにはいかないのだ。

 

 政府はもっと景気回復のことをやれと言いたい。憲法改正なんて、その賛否は別にしても、今のこの時期にやらなくてもいいことではないかとさえ思う。

 物価の上昇も輸入の経費が出せないからだと思っている。輸出する方は、つまり中国などであるが、金を出すところに優先して輸出しているそうだ。向こうも稼がなければならないのだからそれは当然だ。だから金になるアメリカにはどんどん輸出しているそうだ。日本は金にならない国と思われているのではないだろうか。

 政治家の経費のことも取り沙汰されている。先月一日だけの公務で一か月分の経費が支払われたということだ。これの批判はその「濡れ手で粟」の性質にあると思っている。政治家に経費を支払うこと自体は一般の人も反対するわけでもなかろう。これを日割にしようという案が出ているそうだ。それはそれでいいとして、それで何かが大きく変わるとは僕は思っていない。

 モリカケサクラの疑惑には何もせず、北朝鮮の拉致問題も進展しないままだ。震災その他の災害の復興もあまり進んでいるようには見えない。環境問題も本腰入れて取り組んでいるようには見えないし、五輪の収支報告もない。アベノマスクの処置がどうなるのかも不明だ。コロナ禍で大量の失業者も生まれている。学生さんたちは将来が見通せない絶望的な状況なのに、こういう状況で自民党政権というのは悪夢でしかない。つくづく日本という国がイヤに思えてくる。

 コロナ対策として、検査の拡充ということを今さら言っている始末だ。一年遅いのである。コロナも速やかに収束させようという意気込みが政府からは感じられない。僕らは自粛や制限に協力を惜しまないけれど、それに見合った成果が得られた気がしないのである。

 コロナ禍による経済打撃も大きい。これをコロナ前の水準に戻すのにどれくらいかかるだろうか。僕は10年はかかると見込んでいる。今後、第6波が襲ってきて、さらなる打撃を被ったらもっと悲惨な状況に陥るのではないかと思うのだが、その第6波の徴候もジワジワ見え始めている。政府も国民も、もっと危機感を持っていいのではないかとも思う。

 

 書くこと考えることがすべて愚痴だな。今の状況を見ると愚痴の一つもこぼしたくなるというものだ。ウチも厳しい。他も厳しいだろう。全体が厳しい状況になっているはずである。これを食い止める手段がない、少なくとも個人レベルでできることは限られているのだから、どうしようもない。そのために国を動かす政治家が求められているのに、彼らの目はあさっての方向に向いているようにしか思えなくなる。見るべきところのものを見ないという姿勢のように思えてくる。今の日本につくづく嫌気がさしている。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

 

 

 

 

 

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