12月7日(水):長岡天満宮を歩く休日
昨日(6日)は定休日で、休みである。資料の整理をしたいので職場には顔を出すことに決めていた。朝の内に家を出る。駅前の書店にて古書を二冊買う。池波正太郎の時代小説とフレデリック・フォーサイスの短編集である。二人とも有名で、著作はよく見かけるのだけど、読むのは初めてだった。二冊とも読み終えるが、面白い小説を書くなと感心した。
その二冊の本を連れにして、すこし歩こうと考える。長岡天神駅で途中下車する。長岡天満宮にお参りする。もっと勉強できますようにと参拝する。平日で人はまばらだったのもあって、静かで、いい雰囲気だった。だいぶん散ってしまったとは言え、一部においてはきれいな紅葉を鑑賞することもできた。長岡天満宮には過去にも何度か訪れたことはあるけれど、裏手の方に公園があるのは、初めて知った。公園の遊歩道をぶらぶら歩く。そう言えば、長いこと山に登っていないなと思う。山登りは楽しいというのもあるけれど、一つの山を登ると何か得るものや学ぶものがあるものである。そんなことを考えながら、再び駅に戻る。独りで過ごす時間だけれど、それなりに得るものもあれば、充実感もある。
14時頃、職場に到着。まずは昼食。それからブログを公開しておく。女性友達とのことを書いた文章があるので、それも併せて掲載することにする。そのため、同じ日付で二つのブログが掲載されることになった。日を分けてもいいのだけれど、ただでさえ、ブログ原稿のストックが溜まっているので、これからは一日に二つ公開する日も増えそうだ。
彼女と別れてから、休日の自由感がまるで違う。冷たい言い方だとは思うが、別れて正解だったという感じがしないでもない。でも、僕は振り返りたい。それは彼女のことではなくて、彼女との関係において、僕が体験した苦悩を追及したいと思っている。そこに、僕がまだ自分のことで理解していない何かがあるような気がするからである。
ブログを公開し、部屋の整頓や掃除を少しして、昼寝をする。繁華街の中にある銭湯の夢を見たが、はっきり覚えていない。最近、夢を覚えていないことが多くなった。
夕方ころより、当初の目的であった資料整理をする。全部こなさなくてもいいのだけど、明日の仕事ができるように最後はしておかなくてはならない。整理する際に、資料を床に広げたりするので、それらが片付き、明日の一番のクライアントと会える準備が整えばよい。作業が残ったら、後日改めて行えばいいだけのことである。
時刻は19時半。今からならまだ間に合うと思い、このブログを書いている。明日、公開できる二篇は、これで用意できた。「女性友達に捧げる」と題して、第一回を公開しているが、これは既に第六回まで仕上がっている。公開前に、読み直し、必要なら手直しをするだけである。
今週もまた、いい休日を過ごさせてもらったと、僕は感じている。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)