11月20日(日):「駅ナビ」の中のウソ文章
今日は家庭の事情で仕事を休みにしているが、その用事も午後には片が付いた。後はのんびり過ごそうと考えている。
昨日、「最寄り駅ナビ」のことを少し書いたが、その際、自分のページを開いてみた。いつ見ても魅力のないページだなと思うのである。その時、ふと、ある文面が目に留まった。
「駅ナビを見たと言うと、予約がスムーズに取れる」というようなことが書いてあったのだ。これでは「駅ナビ」経由のクライアントを優先的に受け付けるかのように誤解されるではないかと、僕は不安になった。
当然、僕はこんなことを書いた覚えはない。だから業者が勝手に書き加えたのである。大体、広告屋が広告を作ると、余計なことを書いたりするので困るのだが、「駅ナビ」も案の定といったところである。もし、予約を取る際に、「駅ナビを見て電話をかけています」と言ったとすれば、それは単に、僕から「ああ、そうですか」と言ってもらえるだけのものである。それ以上のものは何もないのである。
この「駅ナビを見た云々」という文章は、だから、ウソなのである。しかし、それをそのまま放置しておくわけにもいかないので、手直しの依頼をしなければならない。また、余計な作業が増えるというものである。
余談ながら、「駅ナビ」のページに、僕は魅力を感じないのである。これは僕の所だけでなく、他所のお店などを見てもそう思うのである。何か型通りの作りで、ワンパターンであるし、各々の店の個性が潰されているように感じてしまうのである。例えば、僕の実家の近所にある飲食店が、やはり「駅ナビ」に掲載されていた。それを見ると、僕が実際に行っている店とは全然違う店のように見えてくるのである。その店の持つ雰囲気や個性といったものが、まるで伝わってこないのである。僕は、個人的には、そこはいいお店だと思っているのだが、「駅ナビ」のページを見ても、その良さがまるでにじみ出ていないのである。ただ、商品や値段の紹介がされているだけのページなのである。没個性的で、つまらないと僕は感じているのである。
「駅ナビ」にしろ、その種のサイトや情報誌は、決まって「クーポンをつけろ」と要求してくる。僕はそれに腹が立つのである。「駅ナビ」では、クーポンは付けないという僕の主張を容認してくれているが、どうしても譲らないところもある。以前掲載した「ソラディア」という情報誌では、クーポンを付けるというのが絶対条件だった。仕方なく、「ソラディア」を持参の人には1000円割り引くという特典を付けたのだ。それ以来、僕はクライアントが「ソラディア」を持参して来るのではないかとハラハラしどおしだった。幸か不幸か、そのような人は一人もいなかったのであるが、こういうクーポンや特典はなしにしてもらいたいものだ。
たいてい業者は言うのである。「クーポンがあるから行ってみようというお客さんを獲得できる」と。だからクーポンをつけた方がいいと言うのである。しかし、僕は「そういうお客さんには絶対に来て欲しくない」と言い返すのである。それはなぜかということであるが、それは明日書くことにしよう。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)