11月1日:年末の大掃除

11月1日(火)年末の大掃除

 

 今日から11月である。11月というと、年末の大掃除をする月だ。大抵の所はその年の最終日にするものだけれど、僕の所は11月から初めて、毎日空き時間に少しずつ実施し、一か月半くらいかけてこれを行う。12月に入ると、来年一年分の準備を始めることにしている。そうして、年末はアルバイトができるように、年始は一番に動き始めることができるようにしておくのだ。

 年始に関して言えば、僕は今年は1月4日から通常の仕事に取り掛かった。多くの企業などでは、三が日を休んで、四日目は挨拶やお参りをして、さらにお得意さんに挨拶周りなどをして、五日目や六日目に通常通りに動き始めるものだと僕は捉えている。僕の感覚では、それでは遅すぎるのだ。新年を出遅れないためには、年末の作業を前倒しでやっておかないといけないのだ。

 今日は、本当は定休日なのだけれど、初めは二件の面接が予定されていた。どういうわけか、この二件とも変更になってしまったので、今日は一日空いてしまったのだ。定休日に休むなんて実にくだらないと今は感じている。それで今日は、昼ごろ入室して、これを書いている。午前中に散髪に行ってきた。三か月ぶりの散髪である。この後、大掃除の一部に取り掛かる予定である。既にある箇所は昨日の内に終わらせている。

 大掃除にそれだけ時間がかかるのかと疑問を感じる人もおられるでしょう。僕の言う大掃除は、一般にイメージされているものよりも若干大がかりなのだ。掃除は細かい所まで念入りにやっておく。書架をどけて、その裏を掃除したりするし、本を全部出して埃をはたく。その序に、書物の並び替えなども行う。また、掃除だけでなく、この一年の資料等にも手を付ける。不要なものはその時に処分する。昨日一日で、ごみ袋が一つ満杯になった。

 まあ、正直に言うと、去年の大掃除で手抜きをしてしまったのだ。だから場所によっては二年分の作業になるのである。それを考えると、11月から始めるのは少々出遅れた感じがしないでもない。仕事の合間にそういうことをするのだから、もっと早く始めておいて良かったかもしれない。しかし、身の回りが整理整頓されると、自分自身が整理されるように感じられるし、不要なものを処分していくと、身軽になったような気持ちになるものである。だから、大掃除は楽しいのである。

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー

 

(再録に際して)

 当時も忙しかったのだなあと呼んでいて思い出す。今でも僕の生活はそれほど変わらないけれど、忙しさの種類というか内容が当時とは違うなと感じる。今よりも、この頃の方が良かったかもしれないな。(平成25年11月)

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