7月14日(水):日本の劣悪化
今日は忙しかった。明日からは少しヒマになりそうだ。まとまった時間が確保できるなら身辺整理を推し進めていきたい。できる時にできるだけやっておいて、少しでも前に進んでおきたい。
足や腰が痛くなったら作業もできなくなる。そうなる前に可能な限り前に進んでおこうと思う。いつまでも体が自由に動くとも限らないので、動かせるときに動かしておこう。
今日のクライアントさんもブログを書いていると言っていたな。何かと苦労しながら書いてらっしゃるそうだ。頭が下がる思いがする。僕なんかはなんの苦労もなくブログを書いている。
いや、正確に言えば、書き捨てているようなものだ。僕の書くものはその程度でいいとも思う。テキストのように読まれるのも困るし、経典のように熟読されるのもどうもこそばゆい思いがする。ザっと読み捨てられても構わない。それくらいの方が僕も安心して書くことができるというものだ。
さて、これから日本はどうなっていくのやら。日本という国がどんどん劣悪化していくような気がしてならない。前兆は20年ほど前から見られていたが、ついにここまで来たかという思いに駆られる。
僕は政治には疎い人間だ。興味がないわけではなかったけれど、さほど詳しくもない。20歳になって選挙権が与えられた頃は選挙に行くのも楽しかったし、誇らしい気持ちを感じることもあった。いつごろから政治に不信感を抱くようになっただろうか。
はっきり覚えているのは、1999年から2000年にかけての時期だ。当時は森首相だった。2000年を記念して2000円札が発行されたのだ。僕はこいつらはまともかとさえ思った。もっと有意義な税金の使い方はできんのかいなと思ったのを覚えている。
確かに、2000円札はデザインが優れていたと思った。精巧に描きこまれているデザインはよくできていたなと思う。ただ、使い道が限られているのだ。そもそも、どうして2000年を記念しなければならないのか、意味不明だった。日本はそんなにキリスト教国であったかと、僕は不思議だった。
振り返れば、あの頃、すでに日本の政治はおかしかったな。その後、小泉政権の時もひどかったな。その時期にM&Aが合法化されたのだ。企業の吸収合併が大っぴらにできるようになったわけだ。ライバル会社に差をつけるために努力しなくても、買収してしまえばよくなったのだ。おそらく、かなり日本企業が衰退したのではないかと僕は思っている。
安倍政権に至ってはアベノミクスなどというまやかし(と僕は思っている)しかやらかしていないひどさだ。アベとガースーはひどいものだ。ガースーは論点をぼやかすことが多いが、アベは論点をすり替えてしまう。また、そういうすり替えを巧みに用意する。
政治は劣悪になっていくが、それは日本人一人一人の悪化なのだと僕は理解している。日本人が全員狂っても、僕は正気でいたい。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)