<自己対話編―はじめに>
これは私(寺戸順司)が自分自身を語りなおすために設けたページです。
その際、私は一人で三役をこなすことになります。一人は「語り手」であり、Cと表記します。二人目は語りに対応する「聴き手」であり、Tと表記します。三人目はCとTのやり取りを解説する「解説者」であります。
Cはクライアント(client)から取っています。Tはセラピスト(therapist)を表します。
両者はその役割からそう表記しているに過ぎないことを申し上げておきます。やり取りは、実際のカウンセリングに近い場面も出てくるかもしれませんが、現実のカウンセリングとは異なるものであります。特にTは現実カウンセラーのように動いていない場面が多々登場するでしょう。
Tの役割は、Cが語る上で、一つの区切りをつけるためであり、時に質問したりする立場にある存在です。Tはあくまでも補助的な存在であるということです。
個々のやりとりには番号が付されています。文末に( )で記します。この番号は解説の部分で必要になるものであり、対話そのものとは関係がありません。
全体の流れは、<対話編>-<感想>-<解説編>をもって一回分とします。
<対話編>のやり取りは、一時間を設定しています。A4サイズで5~6枚程度になります。ちなみに現実のカウンセリングを逐語録すると、一時間分の面接で、大体10~12枚程度になることが多いので、現実の面接の30分相当の分量に該当すると見ていいでしょう。
10回を一括りとします。10回毎に振り返りやまとめをしてみたいと思います。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)